計画業務の段階
まず標準的な計画業務の概要を考えてみましょう。

それぞれの想定期間・目的・概要は以下の通りです。
- 戦略的計画(Strategic Planning)
3-5年の期間で、市場競争力の強化を目的とします。
中期経営計画などが該当します。 - 年次事業運営計画(Annual Operating Plan)
1年の期間で、戦略的計画の達成を目的とします。
事業活動の方向付けをします。 - 販売/業務計画(Sales & Operations Planning)
18-24か月の期間で、事業運営計画の達成を目的とします。
需給計画を調整します。 - 実行計画(Operational Planning)
0-3か月の期間で、販売/業務計画の達成を目的とします。
生産計画・調達計画を実務レベルで調整します。
S&OP(販売/業務計画)の流れ
次にS&OPの流れを考えてみましょう。

上記のS&OPの流れはあくまで典型的かつ抽象的な切り分けに過ぎません。
会議形態や意思決定事項は各企業によって様々です。
ただし、現行の業務フローが標準的なS&OPの枠組みから大きく外れているならば、業務フローの改善を検討すべきです。
というのも、企業のITシステムの目的は、「企業経営に寄与すること」です。
Fit To Standardの考え方に則り業務-システム間のGAPを埋めることで、計画業務のためのSAP IBPの機能を最大限活用することができます。
SAP IBPによる統合事業計画
SAP IBPの”IBP”は、統合事業計画(Integrated Business Planning)を意味します。
その意義で、SAP IBPのソリューション優位性は主に2つあると考えています。
- 計画の統合管理
営業部門・需給調整部門・物流部門・生産部門・調達部門の計画をリアルタイムに統合管理することで、一貫した事業計画を策定/実行することを支援します。 - 計画数量の通貨単位換算
計画を数量単位ベース、通貨単位ベースどちらからも確認することが可能です。
数量単位の異なる製品の計画数量を通過単位換算することで、全社の計画を同次元で確認することを支援します。
リンク:SAP IBP | サプライチェーン向け統合事業計画ソフトウェア
IBPのモジュール(ライセンス)は以下をご覧ください。